富士山、弾丸登山禁止が物議 “山小屋泊義務化”に潜むリスクとは? 医師「素人がいきなり3000メートルで寝るのは…」
富士山は1日、山梨側で山開きが行われた。10日には静岡側でも山開きが予定されており、まもなく本格的なシーズンが幕を開ける。今年からは山梨側、静岡側のすべてのルートで1人4000円の入山料を徴収。午後2時~翌午前3時までは山小屋宿泊者を除き入山禁止の時間帯を設け、弾丸登山(山小屋宿泊を伴わない夜間登山)を防止していく。入山料の値上げと実質的な山小屋宿泊の強制に、ネット上では「拝金主義でもう登る気がしない」「高所での宿泊って逆に高山病のリスクを上げるだけでは?」といった疑問の声も上がっている。実際のところ、弾丸登山禁止は高山病予防にどの程度の効果があるのだろうか。国際認定山岳医の資格を持つ“日本一山に登るドクター”こと三井愛医師に見解を聞いた。